やってしまった
暁月後のサン光がえっちしてしまいました
暁月の1,2年後暁バラバラのまま活躍、サンクレッドルート グリダニア定宿
「まさかこいつにコレを使うハメになるとはな」
そう言ってまだ眠っているルカを横目に自分のカバンから経口避妊薬の小瓶を取り出す。
枕元の水差しに薬を入れようとするサンクレッドだが、情報収集や戯れに遊んだ女たちの顔を思い浮かべ、ルカの寝顔を見比べ、難しい顔をして溜息。蓋をしてカバンに投げ込む。
前日はいつものようにリーンの定期連絡と称しルカと会い、いつものようにルカは好きに飲んだくれ、いつものように俺の部屋で勝手に寝こけてしまった。
いつもと何も変わらなかったのに、その日のルカはベッドで自分を組み倒し、「サンクレッドの真ん中にはいられないのに好きなのがちょっと辛い」と涙を零した。
何があったと言うわけでもなく、コップの水が溢れたのがたまたまその夜だったというだけの事で、ついにその時が来てしまった。気づかない顔でいなすつもりだったが、慰めでしたキスに本当にうれしそうな顔で返されてしまい、止まらず抱いてしまった。
「勢いで仲間を抱くとか、何をやっているんだ俺は」と落ち込むサンクレッド
日中ミトラに会いに来ていたヤシュトラが、花を買うサンクレッドを捕まえる。
色男がいつもの手で女を落としているのかと軽口でからかおうとするが、選ばれた花は小ぶりなひまわりの束で、煮え切らない顔のサンクレッドの顔と見合わせ察する。
花の送り先は?と聞かれて「ひどい二日酔いでまだ寝てるよ」と言われ相手を確信するシュトラ。サンクレッドの手には花屋の花のほかに、いい匂いのするパンの袋もあった。その相手の朝食なのだろう。
「観念したのね」と言われても返す言葉もなく空を仰いで「まあ。あれだ。手ぶらも恰好がつかないしな」と。「肝心な時には口がまわらないのね」と笑われる。
「太陽みたいなんだって伝わるだろうか」とつぶやくサンクレッドに対し「伝わるわよ」と背を叩かれる
前日のコトをごまかすように布団で丸まるルカに、朝食を差し入れる。脇に置かれる向日葵。
「お前の真ん中にも消えない男がいることを知ってるぞ」とルカの胸を指すサンクレッド
「いなくなるやつは皆ズルいよな」と苦笑い
辛い記憶は優しいほろ苦い思い出として心の奥に沈んで(言い回し考え)それからまた、新しい思いが満たされるんだろう。だからお前は俺のところに居るんだろ?と、ややこしくルカを受け入れたことを伝える。ぽかんとした顔をされる。
その花は?とつっこまれ、格好のつかない顔で心の内を話始めるサンクレッド
おわり